一流大学を卒業後、有名な証券会社に就職し、さらには外見まで恵まれているものの、どこか自分に自信のない青年・田上勇一。 　そんな自分を変えたいと思い立って通い始めたスポーツクラブで、勇一は性格も体格も彼と正反対の、むさ苦しい巨漢の男、安岡大吾と出会う。 　人懐こい大吾に気に入られた勇一は、彼が監督をしている草野球チームの助っ人を頼まれる。そして試合後、居酒屋で酔いつぶれた大吾を、勇一は自分のアパートに泊めることとなり――。 『大吾、走る。』で描いた田上勇一と安岡大吾の出会いを、勇一側から描写したアナザーストーリーです。 　なお、この作品とともに、『大吾、走る。』もご覧いただけると、より楽しめるはず（笑）。 　飛田流オリジナル小説（原稿用紙換算約117枚）。 　HTML・PDF・EPUBの三形式作品ファイル同梱。（内容はすべて同じです） ※『大吾、走る。』と、一部セリフ・描写が重複している箇所があります。（勇一・大吾の出会いのシーン、二人の初めての●●シーンなど）